2023年10月25日に行われたスクールガードリーダー巡回指導、及びその結果を踏まえて同年11月29日に行われたスクールガード連絡会に参加しました。
巡回指導は小学校、PTA、地域学校協働本部、文京区、警察が一緒にスクールゾーンの危険な場所に行き、子どもたちが安全に通るためにはどうしたらよいか、という事をその場で話し合う活動です。今回は以下の4つが柳町小学校の点検ポイントになりました。
①文京区小石川3丁目30-10 八千代町公園前と信号
②文京区小石川1丁目 柳町小学校から体育館
③文京区小石川1丁目 柳町小学校東門を出て区道を渡って千川通りに向かう角のクリーニング店前
④白山通りセブンイレブン前
①文京区小石川3丁目30-10 八千代町公園前と信号
「子供たちがたくさん集まり、日常からよく遊んでいる。赤信号での待ち時間が長いため。点滅中に思いきり走って横断する児童がいる、また、時々車が来ないと赤信号でも横断してしまう児童がいる。(原文ママ)」との指摘でした。
この場所については以前から指摘されており、既に赤信号の時間を短くするような対応がとられています。また、八千代町公園の周りをキックボード等で遊んでいる児童がいるようですが、そのような場面を見かけたら公園の中で遊ぶよう声掛けをしましょう、という事になりました。
②文京区小石川1丁目 柳町小学校から体育館
「改装工事のための安全確保」との指摘でした。
現在新校舎建設中のため、子どもたちは一回学校の外に出て体育館に行っています。その時通る歩道は狭く、また、千川通りとの交差点は見通しが悪く、児童及び引率する先生にも危険が伴います。そのため、見通しを良くするにはどうしたらよいのか、とか、鏡をつけたらどうか、看板の位置を変えたらどうか等の話し合いが行われました。
また、柳町育成室及び柳町第二育成室に通う児童はこの交差点を渡り、路地を入っていきます。その路地は狭い上、意外と交通量が多く、しかも一方通行ではないので、ランドセルを背負った児童が車と接触する危険もあります。その点を指摘すると、警察の方及び文京区の方が積極的に話を聞いてくれ、すぐできる対応策として電柱幕をつける事等が決まりました。2日後、その場所を確認すると・・・
電柱に反射する電柱幕がついていました!とても早い対応にびっくりしましたが、子どもたちの安全のため、今すぐできる事をやろう、という関係者の思いが伝わってきました。
③文京区小石川1丁目 柳町小学校東門を出て区道を渡って千川通りに向かう角のクリーニング店前
「大型トラックが左折する際、ポールにぶつかりその際本校児童とぶつかりそうになった。」との指摘でした。
行ってみると、確かに狭いです。ここを大型トラックが通るとなると確かに危険が伴うと思います。そのため、ここに横断歩道をつけてみてはどうか等の意見を出し合いました。
④「自転車、人通りが多く、セブンイレブン前には駐輪が多く、歩行しづらい」という指摘です。
巡回指導した時も歩道に自転車が数台停められていました。ここは道幅も広く、そんなに危険はないのかな、と思われました。しかし、朝の通勤時間帯は後楽園駅に向かう自転車が結構多く、その自転車は歩道に止められている自転車を避けて行くので、登校する児童と接触する可能性も考えられます。そのようなことをみんなで考え、対応策を話し合いました。
そして、各小学校の巡回指導の結果が報告される文京区スクールガード連絡会にも、柳町小学校地域学校協働本部の方と一緒に、参加してきました。
スクールガード連絡会には文京区を管轄する4つの警察署の方々も参加しており、まず警察の方から巡回指導の結果や危険な時間帯、最近の犯罪の傾向等のお話がありました。ポイントとしては、
- 暗くなるのが早い10月~12月、16時~18時に子どもの事故が増える傾向がある。
- 子どもの飛び出し、出会い頭での自転車の事故が多くなっている。
- 7歳児の事故が多い傾向がある。
- 男児女児問わず、小学生に対する声掛けやつきまとい、わいせつ事案が月平均5~6件発生している。1人でいる時間をなるべく短くし、もしもの時は防犯ブザーを使って欲しい。また、事件が発生した場合、直ぐに警察に連絡をして欲しい。
- スクールゾーンでは7:30~9:00、工事車両の通行規制を行っている。
というところでした。
その後、管轄警察署別に分かれ、警察官・スクールガードリーダー・PTA・協働本部等でグループディスカッションが行われました。柳町小学校は富坂警察署管内です。グループディスカッションでは、「最近見かける電動キックボードの交通ルールについて教えて欲しい」、「自転車レーンに車を駐停車していいのか」、「不審者情報のその後についての情報が欲しい」、「子ども110番を個人宅にも貼ってもらったらどうか」、などなど、色々な意見が出ました。そして各グループのディスカッション内容を参加者全員で共有し、このセッションは終了しました。
最後に文京区の職員から、小学校卒業後も不審者情報を入手する方法として安心・防災メールがあること、自転車のヘルメットを購入する際助成される事、警察・町会の協力を得て防犯カメラの設置を進めている事等が伝えられました。
スクールガードリーダー巡回指導とスクールガード連絡会を通じ、児童が、警察だけではなく、文京区や町会等の多くの方々に見守られていると感じました。