令和5年度五者合同研修会参加報告(6月30日)

· イベント,PTA会長
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昨年度はハイブリッド形式で開催された五者合同研修会が、今年度は対面で開催されました!
五者研は、小学校の副校長先生、中学校の副校長先生、小学校PTA、中学校PTA、青少年委員の五者が集まって毎年様々なテーマについて講演を聞き、グループディスカッションを行う研修会です。本校PTAからは、本部役員2名が出席しました。講演は対面だけでなく、事前申し込み制でzoomオンライン配信もされました。

文京区で令和7年4月に区児童相談所が開設されることを受けて、今年度のテーマは、「どうするコカセン!どうなるクジソウ?―文京区子ども家庭支援センターの現在と児童相談所の未来―」でした。

「子ども家庭支援センター(コカセン)」「区児童相談所(クジソウ)」と聞いて、何をしている所か、ピンと来る方よりも、来ない方の方が多い…のでは、ないでしょうか?

子ども家庭支援センターは、相談事業、親子ひろば事業、要保護児童対策地域協議会などを含む、すそ野の広い、予防的で、地域密着の支援活動を展開しています。文京区では、シビックセンターの5階にあります。
http://www.city.bunkyo.lg.jp/kusejoho/profile/sosiki-busyo/children_and_family_support_center.html

児童相談所は、児童福祉法に基づき、子どもの福祉をはかるとともに、子どもの権利を擁護する機関で、一時保護などの子どもを守るための法的な権限を持っています。緊急かつ高度な相談に対応する、専門性の高い支援活動を行っています。現在文京区の児童相談所業務は、新宿にある、東京都児童相談センターが担っています。
https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/jicen/
区の児童相談所は、令和7年4月に、伝通院横に開設される予定です。

 

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研修会前半の講演では、子ども家庭支援センターと児童相談所について理解が深まるよう、クイズを交えながら、お話をしてくださいました。後半のディスカッションでは、9つのグループに分かれて参加者が意見や感想を交換しました。

こういったクイズが出題されました。すべてに正解するのはほぼ無理…児童相談所、子ども家庭支援センターについての理解を深めるとても良い時間でした。

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柳町小学校PTAが所属したグループでは以下のような意見・感想が上がりました。

 

・区児童相談所が電通院横にできる事で、児童相談所、子ども家庭センター、小中学校の連携が強まると良い。

・大変な区には命からがらという状態の子どももいるが、文京区は違うという印象を受けた。教育虐待が見られるのは文京区の特徴かもしれない。

・区児童相談所ができることで、現在子ども家庭センターの業務・都児童相談所の業務が飽和状態であるのが緩和される事が期待される。

・自分自身を振り返ると、確かに、産前から子どもが小さい時は、区やそういうセンターとつながっているという感覚があった。子どもが大きくなるにつれてそれがなくなった。今何かあった時に相談するのは小学校、担任の先生や校長副校長先生。区児童相談所ができて期待するのは、子ども家庭センターが行うすそ野の広い予防的な支援活動が子どもの大きくなった保護者にも届くようにしてもらえたらということ。働く保護者は平日昼に出て行くことはできないので、働く保護者でもアクセスできる形にしてほしい。zoomでも、アーカイブ配信など、形態を工夫してもらえると嬉しい。

 

ディスカッションも盛り上がり、小学校副校長先生、中学校副校長先生、小学校PTA、中学校PTA、青少年委員さんが直接意見を交わせるとても貴重な時間でした。

講師の先生、ディスカッションの取りまとめ役の方からは、子ども家庭支援センターと児童相談所を、もっと身近な、気軽なものとして捉えて欲しいとのことです。距離的にもすぐそこに出来る区児童相談所、お悩みやお困りがおありでしたら、お気軽にご相談していただけたらと思います。

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※本記事の画像はすべて、当日配布された資料です。講師の先生にご許可いただいて掲載しております。