柳町小学校の読み聞かせ活動は、コロナ禍での活動休止を経て、2022年度の2学期から再開されました。(柳町小学校では地域学校協働本部が取りまとめを担当しています)
柳町小学校の読み聞かせでは、朝の15分間、子どもたちの前で、担当者が選んだ本を読みます。
(↑いろいろな絵本に対して、子どもたちは真剣に聞き入ってくれます)
本記事を執筆しております2023年度PTA会長の篠塚は、昨年度読み聞かせが再開されてから、1回お休みした以外、すべての回の読み聞かせに参加しました。その中で思ったこと、考えたことをお伝えできたらと思います。
(↑選書にはいろいろな可能性があります。少し難しい左側の絵本、最後涙が出そうになる右側の絵本。)
私が感じた読み聞かせ活動の大きな意義の一つは、読み聞かせで、保護者は子どもたち・先生方と一緒に、「子どもたちの教育を作ることができる」ということです。どの本を選ぶか、どんな風に読むか、「教育を作る」ことにおいて、アプローチの仕方は複数あるかと思います。
子どもからクラスの状況を聞いて、すごく良いな、と思うことも、もっとこうだったら良いな、と思う事、両方あると思います。そんな時、保護者として、子どもたちにこういう事を伝えられたらいいかも知れないな、と思う、その保護者として考えたことを、選書に反映させる。そうすることで、子どもたちに伝えたいことを絵本を通じて伝えていく。読み聞かせは、そういう教育を創造する場としての可能性を持っていると、個人的には考えています。
もちろん、その考えで選書してうまくいくか・いかないか、ということもあるだろうと思います。けれど、おそらく大切なのは、「保護者が教育創造に参加できる」可能性を、読み聞かせ活動が内包していることなのだろうと思っています。
と同時に、読み聞かせでは、子どもたちの真剣なまなざしや、楽しそうに笑う姿、一緒に本を読む緊張感や高揚感、たくさんのものを、受け取ることができます。
朝、読み聞かせに行って、子どもたちから元気を分けてもらった日が、これまでに何度もありました。
ご興味を持たれた方は、ぜひ、読み聞かせボランティアにご登録いただき、読み聞かせ活動にご参加いただけたらと思います。