2023年度の第一回全体委員会で、PTA会長から以下のようなご挨拶をしました。
学級委員・本部役員の皆様と力を合わせて、柳町小学校全体がもっともっと良い方向に進むことができるように、今年度も力を注いでいきたいと思います。皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
-----
全体委員会挨拶 文京区立柳町小学校PTA会長 篠塚麻衣子
皆さんこんにちは、PTA会長の篠塚麻衣子です。昨年度、今年度の2年間、会長を務めております。どうぞよろしくお願い申し上げます。今日の全体委員会は、3年ぶりの対面開催となりました。こうして皆さんのお顔を拝見できる形で開催できて、本当に嬉しく思っております。
私自身のPTAの経験は、会長を拝命した昨年度と今年度以外では、娘が2年生の時に学級委員として地域活動部を担当しました。当時は、PTA活動で何をしたら良いのか、分からない事が沢山あって、同じ年に学級委員をされた方で、上のお子さんがいらっしゃる方に主導していただいて、副会長さんに教えていただいて、なんとか無事に一年が終わった、こんなふうに感じました。
皆さんの中にも、PTAの委員に立候補したり、引き受けたりしたものの、実際にはどうしたら良いだろう、自分にできるだろうか、どれくらい大変なのだろうかと、ご不安に思われる方もいらっしゃる事と思います。私たち本部は、皆さんが不安な時には相談相手となり、助けが必要な時には後ろから支え、嬉しい時には共に喜びを分かち合う、そんな存在でありたいと思っています。
本部役員にも、一年目の方、継続して役員をしてくださっている方、経験の度合いは様々です。本部の中でも助け合いながら運営を進めています。皆様にも、ご経験おありの方、そうでない方、さまざまにいらっしゃることと思います。よろしければ、ご縁に恵まれて同じ年にPTA学級委員をする事になった仲間を大切に、互いを思いやり、支え合いながら活動を進めていただけたらと思います。
私たち本部は、もちろんPTA活動を主導する立場にありますけれども、同時に、皆さんを常に応援し、支えていきたいと思っております。
昨年度一年間、PTA会長として活動してきて、沢山の経験をさせていただきました。一年間の経験を通して私が最も強く思ったことは、PTAは、私たちが思っているよりはるかに大きな可能性を有しているという事です。
皆さんもご存知かもしれませんが、今教員採用試験の倍率は大変低い状況にあります。直近の数値は1.3倍です。先生になりたいと思う大学生が減っています。先生は、私たちが子どもだったころにはたくさんの人材から選ばれていました。今は、どんどん、その頃の状況から離れていっています。私たち保護者は、小学校に対して一方的に、何かをしてもらおうという気持ちでいるのではなく、保護者として小学校に対して何ができるのか、どうしたら子どもたちが学び、育つ環境をよくできるのかという事に対して、いっそう自覚的に、意識を高め、考えていく必要があります。
そして、私たち保護者と先生の集団であるPTAは子供たちが通う学校に対して何ができるのか、PTAが子供たちを取り巻く環境をより良くできるなら、どんな事ができるのか…会長を拝命して最初の頃は全く分からなかった事ですが、PTA活動に取り組んでいくにつれて様々な事が分かってきました。今は、柳町小学校PTAは、多くの方のお力添えによって、様々な工夫によって、本当に、学校全体をより良くする可能性を持ったPTAである、と考えています。
昨年、こういった言葉を校長先生からいただきました。「PTAは小学校を一緒に運営するパートナーです」。一年間の経験から、この、先生からいただいた言葉が、ある側面において本当に真実である、と私は考えています。私たちのできる事、する事の一つ一つは、とても小さな事ばかりです。しかし、その小さな事を積み重ねていった時、PTAは、小学校をより良くしていけるような、とても大きな可能性を有しているのです。
これからの一年間、皆さんには、様々なご協力をお願いしていくことになると思います。私たちは、できない事を無理にというお願いは、しないつもりでいます。できる人ができる時にできる事を、の精神で、各部の活動も、それ以外の活動も、進めていきたいと思っています。そして、その中で、皆さんと共に、喜びを分かち合い、一緒に成長していけたらと願っております。
これから一年間、どうぞよろしくお願いいたします。(了)